春菊と菊名の違いってあるの?実はあるんです。スーパーの八百屋さんが解説します。

旬の情報

現役食品スーパーの店員「まさきち」です。

お鍋のにかかせない「春菊」しゅんぎく実は、地域によって呼び名が違うのはご存知でしょうか?今回は、「春菊」しゅんぎく「菊菜」きくなの違いについて解説して行きます。

「春菊」と「菊菜」の違いについて

「春菊」と「菊菜」は同じキク科シュンギク属の葉物野菜に分類されますが、品種が若干異なります。

関西地方では、「菊菜」 関東地方では、「春菊」と地域によって異なる品種が出回っている理由で呼び名に地域差があるそうです。

見た目は、ほぼ変わらず同じ位置付けお鍋やサラダ・お浸しなどに利用されますが「香り・葉の形状・料理の相性」に違いがあり収穫方法も異なるなど調べれば調べるほど奥が深い葉物野菜です。

次章では、「春菊」と「菊菜」の特徴について解説していきたいと思います。

「春菊」の特徴

  • 「春菊」は株立型といって茎が真っ直ぐ伸びやすい
  • 葉の形状は細かくギザギザしている
  • 収穫方法は摘み取り方式でシーズンに何度も収穫ができる
  • 香り・クセ・苦味」が強い
  • 茎がやや固めなので火を通すお料理におすすめ

「株立型」の春菊 茎が真っ直ぐに伸びているのが特徴 出典:野菜ナビ

「菊菜」の特徴

  • 「菊菜」は株張り型といって小松菜みたいに根元の近くから茎が多岐に伸びる
  • 葉の形状は丸みを帯びており、ふっくらとしたイメージ
  • 抜き取り方式で収穫は一回切りで終わるで根っこが付いています。
  • 「香り・クセ・苦味」は弱め
  • 葉茎が柔らかいので生食「サラダ」などにおすすめ もちろんお鍋でも!!

「株張り型」の菊名 根元から茎が多岐に伸びているのが特徴 出典:野菜ナビ

まとめ

  • 「春菊」と「菊菜」は地域によって呼び名が違う
  • 「春菊」は香りやクセが強く、茎が固めなので火を通す料理に相性が良い
  • 「菊菜」は香りやクセが弱く、葉や茎がやわらかいのでサラダ料理に相性が良い
  • 「春菊」と「菊菜」は、特徴があるがどちらもお鍋やサラダにしても良い

寒い冬にかかせない「春菊」と「菊菜」の違いについて解説してみました。

もちろん「春菊」も「菊菜」もお鍋やサラダにもお使いいただけますが、品種ごとにを使い分けるとなお美味しく頂けると思います。

また「春菊」・「菊菜」は和風ハーブとも呼ばれ香りを発する成分には、胃もたれ解消・消化促進などの効能もあるそうです。

年末年始は、ついつい食べ過ぎてしまう時期でもあるので、ぜひ取り入れたいお野菜ですね。

タイトルとURLをコピーしました